2026年の箱根駅伝に向けて、最初の関門となる予選会がいよいよ開催されます。今年は暑さ対策でスタート時刻が大幅に変更されるなど、例年とは違う特徴があるんです。
この記事では、箱根駅伝2026予選会の開催日程から走るコース、参加する大学、そして見逃せないテレビ・ネット配信の情報まで、ファンが知りたい情報を分かりやすくまとめました。予選会を10倍楽しめる知識が身につきますよ。
箱根駅伝2026予選会は10月18日開催!詳しい日程と時間
2025年10月18日(土)午前8時30分スタート
箱根駅伝2026の予選会は、2025年10月18日(土)に開催されます。スタート時刻は午前8時30分です。
例年と同じ土曜日の開催ですが、今年は特別な事情があります。実は、2024年までの予選会は午前9時30分スタートでした。しかし、近年の猛暑を考慮して、1時間も早めることになったんです。
たとえば、10月とはいえ東京都心では気温が25度を超える日も珍しくありません。選手たちが約21キロを走り抜く過酷なレースですから、少しでも涼しい時間帯に実施したいという配慮なんですね。
暑さ対策で例年より1時間早くなった理由
この時間変更には、選手の安全を最優先に考えた関東学生陸上競技連盟の判断があります。
近年、10月でも日中の気温が高くなる傾向が続いています。実際に、2024年の予選会では気温が28度まで上がり、多くの選手が厳しいコンディションでのレースを強いられました。
ただし、早朝スタートには別の課題もあります。選手たちは午前6時頃には会場入りする必要があり、ウォーミングアップの時間確保が重要になってきます。各大学の監督も、この時間変更に合わせて調整方法を見直しているんです。
当日のタイムスケジュールを時間順で確認
予選会当日の主なスケジュールは次のとおりです。
時刻 | 内容 |
---|---|
7:00 | 選手受付開始 |
8:00 | 開会式・注意事項説明 |
8:30 | レーススタート |
10:00頃 | 上位選手ゴール予想時間 |
10:30頃 | 全選手ゴール完了予想 |
11:00 | 結果発表・閉会式 |
レース自体は約1時間30分から2時間程度で終了しますが、結果発表までには時間がかかります。なぜなら、各校の上位10名のタイム合計で順位を決めるため、全選手がゴールしてからの集計作業が必要だからです。
立川〜昭島の21.0975kmコース!走るルートを詳しく解説
陸上自衛隊立川駐屯地がスタート地点
箱根駅伝予選会のスタート地点は、東京都立川市にある陸上自衛隊立川駐屯地です。ここは毎年変わらない予選会の聖地といえる場所です。
駐屯地内の広いグラウンドからスタートするため、数百人の選手が一斉にスタートしても十分なスペースが確保されています。実は、この会場選択にも理由があります。一般道路からのスタートでは交通規制が大変ですが、駐屯地なら安全かつスムーズにレースを開始できるんです。
ただし、観客の皆さんは駐屯地内には入れません。応援したい方は、駐屯地を出てすぐの一般道路で声援を送ることになります。
市街地を通って昭和記念公園がゴール
コースは立川駐屯地を出発後、立川市と昭島市の市街地を通り抜けます。距離は箱根駅伝の1区間とほぼ同じ21.0975キロメートルです。
途中、多摩川沿いの道路や住宅街、商業施設の前を通過するため、沿道での応援も盛り上がります。たとえば、JR青梅線の西立川駅周辺では、毎年多くの大学関係者や地元の方々が応援に駆けつけるんです。
ゴール地点は国営昭和記念公園内にあります。広大な敷地の中でゴールを迎えるため、選手たちにとっては最後の力を振り絞る舞台となります。
コースのアップダウンと特徴をチェック
予選会コースの大きな特徴は、比較的フラットな道のりということです。箱根駅伝本戦の山上りのような急激な高低差はありません。
しかし、完全に平坦というわけではありません。特に10キロ地点から15キロ地点にかけては、緩やかな上り坂が続きます。この区間で集団から遅れてしまう選手も少なくありません。
ここで注目したいのは、風の影響です。立川から昭島にかけては開けた土地が多く、強風の日には選手たちにとって大きな試練となります。実際に、2023年の予選会では向かい風の影響で全体的にタイムが伸び悩んだという経緯もあるんです。
2026年箱根駅伝予選会の出場校は何校?資格と予想校まとめ
関東学連加盟校から40校以上が参加予定
2026年の予選会には、関東学生陸上競技連盟に加盟する大学のうち、前年の箱根駅伝でシード権を獲得できなかった大学が参加します。
参加校数は例年40校から50校程度です。これには、前回の箱根駅伝で11位以下だった大学と、予選会を突破できずに本戦に出場できなかった大学が含まれます。
ただし、全ての大学が参加できるわけではありません。関東学連が定める参加資格を満たす必要があります。具体的には、10000メートルで34分以内の記録を持つ選手を10名以上揃えることが条件の一つとなっています。
上位10校が本戦出場を決める仕組み
予選会の仕組みはシンプルです。各大学の上位10名のタイム合計で順位を決定し、上位10校が本戦出場権を獲得します。
たとえば、A大学の選手が1時間5分30秒、1時間6分10秒、1時間6分45秒…といったタイムでゴールした場合、上位10名の合計タイムを算出します。この合計タイムが最も速い10校が、翌年1月の本戦に進むことができるんです。
ここで重要なのは、個人の順位は関係ないということです。たとえ1位でゴールした選手がいても、チーム全体の合計タイムで判断されます。つまり、チーム一丸となった戦いが求められるのが予選会の特徴なんですね。
有力予想校と注目の大学をピックアップ
2026年予選会で注目される大学をいくつか見てみましょう。
大学名 | 前回結果 | 注目ポイント |
---|---|---|
早稲田大学 | 予選会11位 | 名門復活への期待 |
明治大学 | 予選会12位 | 安定した選手層 |
大東文化大学 | 本戦17位 | 予選会での巻き返し |
日本体育大学 | 予選会落選 | 強化された中距離陣 |
特に早稲田大学は、2025年の予選会で11位と惜しくも本戦出場を逃しました。しかし、有望な1年生の加入もあり、今年こそは本戦復帰を狙っています。
一方で、ダークホース的存在も見逃せません。近年力をつけている私立大学の中には、初の本戦出場を目指す大学もあります。こうした大学の躍進も予選会の大きな見どころの一つです。
テレビ放送は日本テレビ系列!放送時間と解説者情報
午前8時頃から2時間の生中継予定
箱根駅伝予選会のテレビ中継は、毎年日本テレビ系列で放送されています。2025年も同様に、日本テレビ系列全国ネットでの生中継が予定されています。
放送開始時刻は午前8時頃からの予定です。レーススタートの8時30分より少し早く放送が始まり、選手たちのウォーミングアップの様子や各大学の戦略なども紹介されます。
放送時間は約2時間程度を予定しています。上位選手がゴールしてから結果発表までを含めて、しっかりと中継してくれるので安心です。ただし、番組の都合により終了時刻が前後する可能性もあります。
全国ネットで地上波無料放送
予選会の中継は地上波での無料放送です。つまり、特別な契約や料金は一切必要ありません。
これは箱根駅伝ファンにとって大変ありがたいことです。なぜなら、有料のスポーツチャンネルでしか見られない競技も多い中、陸上競技の大きな大会を無料で楽しめるからです。
実は、この無料放送には日本テレビの長年にわたる箱根駅伝への取り組みがあります。1987年から続く箱根駅伝中継の実績を活かし、予選会も多くの人に見てもらいたいという想いが込められているんです。
予選会ダイジェストと再放送スケジュール
生中継を見逃してしまった方のために、ダイジェスト番組や再放送も予定されています。
通常、当日の夜や翌日にはダイジェスト版が放送されます。こちらは30分から1時間程度にまとめられた内容で、レースのハイライトと結果を効率よく確認できます。
また、BS日テレでは完全版の再放送が行われることもあります。生中継とは違った角度からの映像や、より詳しい解説を楽しめるのが特徴です。具体的な再放送スケジュールは、放送日が近づいてから発表される予定です。
ネット配信で観戦!TVerとYouTubeでライブ視聴
TVer無料配信で外出先でも視聴可能
スマートフォンやタブレットで予選会を楽しみたい方には、TVerでのライブ配信がおすすめです。
TVerは民放テレビ局が共同で運営する無料の動画配信サービスです。アプリをダウンロードすれば、会員登録なしでもすぐに視聴できます。画質も地上波とほぼ同等で、外出先でも快適に観戦できるんです。
ただし、TVerでの配信には若干の遅延があります。テレビ放送より30秒から1分程度遅れて配信されるため、リアルタイムで結果を知りたい場合は注意が必要です。
日テレ公式サイトでのライブ配信情報
日本テレビの公式サイトでも、予選会に関する情報が充実しています。
サイト内では、出場校の紹介や注目選手の情報、過去の予選会結果なども詳しく掲載されます。レース中継と合わせてこうした情報をチェックすることで、より深く予選会を楽しめるでしょう。
また、公式サイトではレース後の詳細な結果発表も行われます。各選手の記録や大学別の順位表なども確認でき、データ派のファンにも嬉しい内容となっています。
YouTubeハイライト動画の配信予定
YouTubeでは、予選会のハイライト動画が配信される予定です。
これまでの傾向から、レース終了後数時間以内には主要な場面をまとめた動画がアップロードされます。特に印象的な選手の走りや、劇的なゴールシーンなどがピックアップされることが多いです。
YouTubeの利点は、何度でも繰り返し視聴できることです。気になるシーンを見返したり、友人とシェアしたりするのに便利ですね。ただし、著作権の関係で長時間の配信は行われませんので、フルでレースを楽しみたい方はテレビやTVerでの視聴をおすすめします。
予選会から本戦へ!箱根駅伝出場の仕組みを分かりやすく
各校上位10人の合計タイムで順位決定
予選会の順位決定方法を詳しく解説しましょう。各大学は最大12名まで選手をエントリーできますが、実際に順位に反映されるのは上位10名の記録だけです。
たとえば、ある大学が12名の選手を出場させた場合を考えてみます。ゴール後にタイム順に並べて、最も速い10名の合計タイムを算出します。残り2名の記録は順位には関係ありません。
この仕組みには戦略的な意味があります。調子の良くない選手がいても、他の10名でカバーできる可能性があるからです。ただし、故障などで走れない選手が出た場合のリスクも考慮しなければなりません。
シード校10校+予選通過10校で本戦20校が決定
箱根駅伝本戦には全部で20校が出場します。その内訳は、前年大会で10位以内に入ったシード校10校と、予選会を突破した10校です。
シード校は予選会に参加する必要がありません。つまり、予選会は残り10枠をめぐる熾烈な争いということになります。40校以上が参加して10校しか通過できないわけですから、競争の激しさが伝わってきますね。
ここで注目したいのは、名門大学でも予選会を勝ち抜けない場合があることです。実際に、過去には優勝経験のある大学が予選会で敗退したケースもあります。一発勝負の怖さを物語るエピソードです。
2026年1月2・3日の本戦までの流れ
予選会で本戦出場を決めた10校は、約2ヶ月後の箱根駅伝本戦に向けて準備を進めます。
本戦は毎年1月2日・3日の2日間で開催されます。2026年大会も同様の日程が予定されています。予選会から本戦までの期間は、各大学にとって最終調整の重要な時期です。
この間に選手たちは、区間エントリーの調整や戦術の確認を行います。予選会を走った選手全員が本戦に出場できるわけではありませんから、メンバー選考も大きな課題となります。また、予選会での疲労回復と本戦に向けたコンディション調整も監督の腕の見せ所なんです。
2026年注目の大学はここ!前回落選校の巻き返しに期待
早稲田大学など伝統校の予選会参戦
2026年予選会で最も注目される大学の一つが早稲田大学です。2025年の予選会では11位と惜しくも本戦出場を逃しており、今回は絶対に負けられない戦いとなります。
早稲田大学は箱根駅伝で13回の総合優勝を誇る名門です。しかし、近年は他大学の台頭により、安定した成績を残すのが難しくなっています。それでも、伝統校としてのプライドと、OBや大学関係者からの期待は非常に大きなものがあります。
実は、早稲田の強みは選手層の厚さにあります。スピードランナーから持久力に優れた選手まで、バランスの取れたチーム構成が特徴です。予選会でも、この強みを活かした戦いを見せてくれるでしょう。
大東文化大学や明治大学の本戦復帰なるか
大東文化大学も要注目の大学です。2025年の箱根駅伝では17位と低迷し、シード権獲得に失敗しました。
大東文化大学は「山の大東大」と呼ばれるほど、山区間に強い選手を擁することで有名でした。しかし、近年はその強みを活かしきれずにいます。予選会では平地での走力が問われるため、チーム全体の底上げが課題となっています。
明治大学は2025年の予選会で12位と、あと一歩のところで本戦出場を逃しました。明治の特徴は、安定した中距離の選手が多いことです。21キロという予選会の距離は、明治の選手たちにとって得意な距離設定といえるでしょう。
初出場を狙うダークホース校の動向
予選会では、これまで箱根駅伝に出場したことがない大学の躍進にも注目が集まります。
近年、私立大学を中心に長距離の強化に力を入れる大学が増えています。これらの大学は、箱根駅伝への初出場を目標に、有望な高校生のスカウトや指導体制の充実を図っています。
たとえば、関東の新興強豪校の中には、全国高校駅伝で活躍した選手を複数獲得している大学もあります。こうした大学が予選会で上位に食い込んできた場合、箱根駅伝の勢力図が大きく変わる可能性もあるんです。
ダークホースの存在は、予選会を見る上での大きな楽しみの一つです。無名だった大学が突然上位に現れる瞬間は、スポーツの醍醐味といえるでしょう。
まとめ
箱根駅伝2026予選会は、10月18日午前8時30分から立川〜昭島コースで開催されます。暑さ対策で例年より1時間早いスタートとなり、選手たちにとっては新たな挑戦となるでしょう。
テレビ中継は日本テレビ系列で無料放送され、TVerでのライブ配信も予定されています。外出先でもスマートフォンで気軽に観戦できるのは嬉しいポイントです。40校以上が参加して10校のみが本戦出場を勝ち取る予選会は、まさに箱根駅伝の前哨戦として見逃せない大会といえるでしょう。